梅雨明け後から、連日真夏日、猛暑日と続き、台風5号の進路も気になる中、今回も沢山の方に参加していただきました。ありがとうございました。お昼前には、学院のすぐ近くを通るJR山口線をSLやまぐち号が通過していきました。
猛暑にもかかわらず参加していただいた方に、校長からの挨拶があり、オープンキャンパスのスタートです。
今回のプログラムでは、まず、
◇卒業生からのメッセージ と言う内容で、
それぞれの病院で活躍されている、今年3月の卒業生3名(理学療法士の下崎 裕太郎さん、作業療法士の小川 諒さん、言語聴覚士の鍵村 佳奈子さん)から、療法士を目指した動機、在学中の生活や勉強などの思い出話や、国家試験を合格するまでの苦労話から、現在の仕事の内容や‘やりがい’などを話していただきました。
学生時代の正直な勉強時間のことや、実習などで壁にぶつかり、療法士を目指すというモチベーションが下がった時にどう乗り越えたか、在学中にもっと勉強をしていれば良かったと思うことなど、とても素直で分かりやすい説明をしていただきました。話を聞かれた参加者の方にも、とても好評でした。(時間が短くてすみませんでした)
卒業生からのメッセージの後は、各学科に分かれての体験授業が始まりました。今回は2部制で、1部と2部で異なる学科を体験していただきました。
◇理学療法学科
メインテーマ 「理学療法の実際」 ~ 運動療法と物理療法 ~
体験①:杖で校内を歩いてみよう! 体験②:「低周波」を体験してみよう! ということで、
①まずは、杖を使って歩く体験です。階段は、杖→膝装具を付けた足(左足=怪我をしている=動かない)→反対側の足(右足=怪我をしていない)の順番で登ります。(写真左)
②階段を降りたら、廊下に出て、置いてある障害物を超えて行きます。(写真中)
③歩行体験の後は、物理療法の中のひとつで、低周波療法を行いました。
尺骨神経または、総指伸筋に通電します。参加されたほとんど方が初体験。
学生に手伝ってもらいながら上手く刺激体験ができたようです。(写真右)
◇作業療法学科
メインテーマは、 「触ってわかる体のしくみ」 ~体験してみよう! 作業療法評価~
講義・体験:いろいろな検査器具を使って自分の身体を調べてみよう! というテーマの中で、
①「先輩が語る、作業療法士の仕事」ということで、今年の4月から作業療法士として働き始めた先輩に、学生時代のことはもちろん、今の仕事の楽しさやたいへんさについて語ってもらいました。(写真左)
②高齢者の転倒スクリーニングなどの評価に用いられる、機能的リーチ・テストを体験してもらいました。(写真中)
③姿勢の簡易的なスクリーニング。少しだけ運動をしてもらい、自分たちの身体へ意識を向けること、変化することを体験してもらいました。
皆さん、ちょっとした事で、自分たちの姿勢が変わってしまったことに驚かれていました。(ビックリ!)(写真右)
(※スクリーニングとは、・・・・・・・・調べてみてください。)
◇言語聴覚学科
メインテーマは、「言葉を話すことを分解するとどうなっているのだろう?」
講義:話すことの仕組みと働きはどうなっているの? 体験:実際に体験してみよう! と言う内容で
◯「声の仕組み」について、体験を交えて説明がありました。
高い声や低い声を出したときに喉仏(喉頭隆起)がどう動くのか、大きな声を出したときの体のどこを使うのかなどを考えてもらいました。(写真左、中)
「声」は、目に見えないものなので、それを騒音計を使ってどれくらい出るのかを測ってみました。また、「ヘリウムガス(変声用ガスを使用)を吸うとなぜ変な声になるのか?」をグループで考えてもらいました。(写真右)
日常生活で何気ないことも、考えてみると身体の不思議に気づくものですね。
◇今回は、卒業生が、進学した志望動機や学生生活、勉強、就職などいろいろな体験談を話してくれました。
学科別の体験では、それぞれの職種の特徴が分かる体験をしていただきました。おそらくほとんどの方が初めての体験だったことと思います。
みなさんの進学や就職に対する不安や疑問が少しでも解消されたでしょうか?
参考になりましたか? また、目指す学科を決めるきっかけになったでしょうか?
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に興味を持たれた方、
山コメのオープンキャンパスに参加してみようと思った人は、 こちら へ。
*最後に、当日参加された方にお願いがあります。靴を履き違えて帰られた方が、いらっしゃいます。
その靴は、黒色のローファーで、靴の中(甲のあたる部分)に ‘河’ という文字が書いてあります。
心当たりのある方は、お手数をお掛けしますが、学院の方にご連絡くださいますようお願いします。