☆第6回 オープンキャンパス 開催!☆
最高気温が5℃予想とこの冬一番の冷え込みとなりましたが、今回のオープンキャンパスも多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。
今回は、本校の特長でもある、3学科体験(県内では本校だけ)を実施しました。
3学科体験は、言語聴覚学科 からスタートです。
◯言語聴覚学科は、
「聴こえなくなったらどうしよう?」
講義: 聴こえなくなった時のコミュニケーションの取り方
体験: 読話と指文字にトライしてみよう! というテーマで、聴覚障害者のコミュニケーション手段を体験する授業を行いました。
1.「聞こえなくなったらどうしよう」と題して、聴覚障害者のコミュニケーション手段についての授業を行いました。まずは「読話」に挑戦してもらいました。口の形だけをみて、何を言っているか、目で読みとる体験です。
「ラーメン」「バナナ」などシンプルなものは上手に読み取れたようですね! 人間は言葉を耳で聞くだけでなく、口の形を読み取ることで情報を補完することができます。でも、それだけではなく、頭の中にある知識を活用して推測しながら読話をしています。脳のはたらきはすごいですね。(写真左)
2.指文字を使ったコミュニケーションの体験です。今回は、ア行とカ行の指文字に挑戦しました。どの生徒さんも指文字表をスラスラと覚えたので、早速、単語伝言ゲームに入りました。ペア同士で「秋」「柿」など指だけを使って発信と受信をしてもらいました。相手がいて、制限時間もあるとやっぱり大変でしたね。(写真右)
今回は聴覚障害の体験のため一切声を出さないお約束でやってみましたが、皆さん悪戦苦闘していました。なにはともあれ、音声の無い情報のやりとりを通して、聴覚障害者のコミュニケーションを垣間見ていただけたかと思います。
言語聴覚学科では聴覚障害者の情報保障について、読話や指文字以外に多くのことを学び、当事者に頼りにされる言語聴覚士を養成していきたいと思っています!
◯理学療法学科は、
「理学療法士の仕事」の紹介
講義:理学療法士の役割
体験:移動能力の獲得を目指して(車いすや杖を使って歩いてみよう!)というメインテーマで、
移動能力の獲得を目指してと言うことで、片まひの方を想定して杖や、車椅子をつかった歩行の体験をしていただきました。
1.まず最初に、理学療法士の仕事がどのようなものか、臨床現場で働く理学療法士の映像を見ながら、イメージを膨らませてもらいました。将来の自分が少しは想像できたでしょうか?(写真左)
2.2人1組でペアを組み、相手の背丈に合わせて松葉杖の長さを調整しました。その後は松葉杖を使って歩く体験です。杖や装具の調整や使い方を指導することも、理学療法士の仕事です。(写真中)
3.両手での車いす駆動だけでなく、片手片足での駆動を実際に行い、様々な障がいをお持ちの方の移動時の大変さや操作の工夫を体験してもらいました。(写真右)
車椅子や松葉杖を初めて体験した感想はいかがだったでしょうか?思っていたより難しかったのでは?
「こころの障害と作業療法 ~作業療法士ができること~」
講義: こころってなんだろう?/こころの障害に対する作業療法とは。
体験: 「こころメーター」であなたのストレスを測ってみよう! というテーマで、
1.木槌で打って皮革に模様をつけていくスタンピング。とんとんとんのリズミカルな動き、刻印を決めればただ打つだけの単純作業。脳に負担をかけず、ひとを自然に作業に引き込んでくれる。作業療法では、こうした作業を用いて、疲れ混乱しやすい脳を雑多な刺激から護り、ひとときの安らぎの時間を作ります。
2.これは「こころメーター」という、こころのストレスをチェックできるという機器。唾液中のアミラーゼという酵素の分泌からストレスを測定します。今日は初めて会う人といろいろ活動しました。さあ、ストレスの値は何点?
今回は、みなさんがあまり知らない作業療法士の仕事の体験もあり、新たな発見があったのではないでしょうか?
言語聴覚士、理学療法士、作業療法士に興味を持たれた方、
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