第4回 オープンキャンパス 開催
真夏日や猛暑日が続き、なんと当日はこの夏の最高気温 38.6℃ の猛暑日の中、たくさんの方にご参加いただきました。
今回の学科体験は、2部制です。(1部と2部で同じ学科または、異なる2学科を体験してみようという内容です)
◯理学療法学科
1部は『介護予防と理学療法』をテーマとして
片足立ちテストとCS-30(30秒椅子立ち上がりテスト)を行いました。
両手を胸の前で組んで、椅子から“立ち上がり”と“座る”の動作をできるだけ早く、繰り返します。制限時間は30秒です。
簡単そうに見えますが、実際に行うと結構きついです。
3年生が、「地域理学療法学実習」の授業で作成した体操をしています。
運動はゆっくりですが、使う筋肉を意識できたでしょうか?立って歩くって、意外に大変なんですよ。
2部は『物理療法の実際』で
電気刺激で筋肉を動かします。授業で使用する解剖学のテキストを見ながら、電極 を腕に貼り付けます。皆さん生まれて初めての経験です。「あーっ、きたきた!」「変な感じがするぅ~」と盛り上がっていました。自分の意志とは関係なく、関節が動きます。
電気を流して筋収縮を起こし、運動機能をカバーします。理学療法士は、運動療法とともに物理療法も行います。
◯作業療法学科
1部テーマ「こころのリハビリ Part.1」~認知症の世界への誘い~
2部テーマ「最近のトピックス ~運転と作業療法~」
1部では、2年生の後期に学習する老年期作業治療学の講義をちょっとだけ体験してもらいました。
『認知症』をテーマに病気のこと、作業療法士がどのような視点を持って、対象者の方々と日々関わっているかを紹介しました。
2部では、運転と作業療法の関わりについての説明や、実際の機器の体験をして頂きました。
昨今の話題として、高齢者による自動車事故のニュースを目にすることも多いのではないでしょうか?
作業療法の分野でも自動車運転に関しての関心は年々高まっています。実際に、麻痺などの身体的な問題を抱える人だけでなく、高齢者や脳の病気により認知(考えたり、理解する力)障害をもつ、あるいは疑いのある方々に対して、作業療法士が安全に運転を行えるかの評価や動作指導を行う機会も増えてきています。
今回は、実際の病院などでも運転評価として用いられる“自動車運転シミュレーター”をお借りして、参加した学生さん達に体験して頂きました。その中で作業療法士がどういった視点で、その人の自動車運転能力を評価していくのかを説明していきました。
高齢者が増加していく日本社会において、今後も作業療法と運転の関わりは深まっていくと思われます。実際の機器を見たり触れる機会はないので、貴重な経験ができたのではないでしょうか⁉
◯言語聴覚学科
1部 テーマ 「聴覚(耳の聞き取り)についていろいろふれてみよう ①」
講義と体験:耳のことについて、どれだけ知っているかな?
2部 テーマ 「聴覚(耳の聞き取り)についていろいろふれてみよう ②」
講義と体験:耳の検査を体験してみよう! というテーマで実施しました。
1部では耳のこと(聴覚)について,どれだけ知っているかを耳の構造などの説明をはさみながら、〇✕のクイズ形式で体験授業で行いました。
耳の仕組みがわかっていただけたでしょうか?
2部では、大人や子供に行う聴力検査を高校生の皆さんに体験して頂きました。説明を聞いて大人と子供の検査方法に違いがあることを理解していただけました。
体験後には、「聴覚のことは知らなかったので勉強になった」、「言語聴覚士は言語(話す)リハビリだけではなく、聴覚も行っていることは知らなかった」、「言語聴覚学科に行きたい」との感想がありました。
次回以降のオープンキャンパスでは今回よりも魅力的な内容の体験授業を予定していますので、一人でも多くの方に言語聴覚学科のオープンキャンパスにお越し頂ければと思います。
今回も理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の仕事のごく一部ですが、体験をしていただきました。
今後も毎回違った内容で 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の仕事や学院生活などについてどんどん紹介していきます。
次回9月19日(土)のオープンキャンパスは、いよいよ10月1日から出願開始となる、Ⅰ期入学試験 の「出願」「入学試験」についての説明と学科体験があります。
山コメのオープンキャンパスに参加してみようと思った人は、 こちら へ。